福井城址周辺地域は、福井本丸城址をはじめとして養浩館や百聞堀跡など、生々しい城下町としての足跡があちこちに見られます。この歴史の足跡が色濃く点在する福井城址周辺地域において、住む人・訪れる人が共に楽しむハコ庭の挿入と巽櫓の復元により、往時の勇姿とまちなかのシンボルを創出することを目指します。
 また足羽山や足羽川を間近に有し、四季や天候によってもまったく異なる魅力をもつ福井のまちなかの魅力を、遊歩空間の充実や周遊バスやコミュニティサイクル、景観・サインなど「つなぐ物語」としていくつものルートにより縫いつなぎ、新たな機能を導入しながら街全体の機能の深化を図り、歴史文化豊かなコンパクトで魅力的なまちと暮らしを創出することを目指して、「20XX年 縫いつなぐ城址」を提案しました。




 本丸復元がすぐにはむずかしくとも、点在する魅力をいま取り組める最小限の装置と、自立的なマネジメント事業によってサドルステッチの様に少しずつ縫いつなぎ合わせていくことで、福井のまちなかの魅力を有機的にネットワークし、まちに城下町の風情と持続的に発展していく豊かな暮らしを生み出していけるものと考えています。


第16回「まちの活性化・都市デザイン競技」2013
主催:まちづくり月間全国的行事実行委員会
(公財)都市づくりパブリックデザインセンター
後援:国土交通省、福井県